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庭師になるキッカケ

庭師になるキッカケは友人に誘われ地元埼玉県で「造園業のアルバイト」をした事でした。
始めは毎日掃除をすることが仕事でしたが、夢中になってやっており今思えば性に合っていたのだと思います。

時が経ち、長野県の造園会社「庭のクニフジ」のホームページを見て作庭した庭、お庭に対する考え方に「魅せられ師事」。
ここでの経験が、僕の「庭師としての在り方」「庭を空間として捉え」、「植物を土の中から考える大切さ」を学びました。
師匠の作庭したお庭は美しく「年を重ねるごとにより一層美しく変化していく事」を知り、
その裏にある数十年、あるいはもっと先を見越した構成を創造する事が
「庭師の本質である」と教わりました。

この技術を地元埼玉県で生かして、生活の一部に「植物がある素晴らしさを広めたい」という思いでこやの緑庭を始める。

 


代表取締役 1級造園技能士
小谷野 康太  (こやの こうた)

 

共通点がある

私は庭と人との間には「共通点がある」と考えています。
木1本を剪定するには「ただ切るだけ」では美しい仕上がりになりません。
なぜそこにその木がありそこに在る「役割や周りの植物や造作物とのバランス」を
考えて「適した状態に仕立てる事」が大切であります。
子育ても個々の「個性を知り」その子らしく成長し、
それを見守る家族や周りの方々との関わりの中で
「個性を尊重し合い育っていく事」だと思います。
庭も「1つのモノ」では良くならず家、コンクリート、木、水、石など
様々な要素がバランスを保ちながら重なり合って「より美しく」
変化していきます。

 

 

一生を過ごす空間の一部

植物は興味深く、同じ生き物であるからか、そこに住む人の
「想いに反応」しているように感じます。
構ってもらえないと弱っていき、愛情を注ぐと「美しい姿」を見せてくれます。
目に見えない次元で「繋がっている」のだと考えます。
庭を持つという事は人の「一生を過ごす空間の一部」になるので
最初の段階でしっかりと考えを想い描き、「土の中の環境」を整えていく事。
それは最も「重要な事」で、そうすることで、根っこがしっかり張った庭に成り、
一生を通して四季を感じ飽きることのない空間になっていく。

そして子供にも孫とも「共感出来る庭」が理想。

「普遍的な価値」を、地域の人たちや今これから出会う人たちと
「共有」していきたい。